ナイフ/重松清

2005年6月7日 読書
ISBN:4101349134 文庫 重松 清 新潮社 2000/06 ¥620

大分昔に読んだ記憶があります。

内容はズバリ『いじめ』。

実際にいじめの現場を見たことある人はこれを読んでどう思うんでしょう?実際にいじめていた人は?いじめられていた人は?

大半は決まって最初にこう言うでしょう。

「いじめはいけない事だ」

そんな事は判ってるんです。大事なのはそのためにはどうするかって事。

人間が本当に追い込まれた時、何をしでかすか判りません。教室で突然暴れだしたり、家からナイフを持ってきて振り回したりするかもしれない。追い詰められた人間の精神は普通じゃない。状況を打開するためなら何だってする。そういうものなんです。

何故そんな事が言えるのか・・・?

追い詰められかけたことが実際あるんですよ。まあ僕の場合いじめではなかったんですが。言うならばちょっと行き過ぎたじゃれ合いって感じですか。

現実問題どこからがいじめになるのか、という境界線があいまいになっている感が否めません。もしかしたら僕のケースもいじめになるのかもしれません。

恐らくはそれをどう意識するかって事なんでしょう。それをいじめだと思えばいじめになるし、いじめじゃないと思えばいじめじゃないのでしょう。

いじめてる側は意識しているんでしょうか?
最近の傾向はイエスですか。憶測ですが。

これが本当にイエスなら・・・考えたくないですね。

ノーならノーで気づいて欲しいと思いますね。あなたのやっている事は間違っているんだという事に。

自分は傷つけられる事も傷つける事もした事があります。もちろん現場をただ見ていただけの時もあります。

その事を思い出すたびに思うのです。

「どうして止めなかった?」

「どうして追い詰められるまで塞ぎ込んでいた?」

「どうしていじめだと気がつかなかった?」

自分から動かなければ打開することはありません。むしろ悪化の一途を辿るのみです。塞ぎ込んじゃダメです!!逃げずに立ち向かう勇気、それこそがいじめを無くす最善策だと思います。

以上最近再び引き篭り気味のhanpaがいじめについて語りましたw

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